5月3日といえば何日を思い浮かべますか?
普通は憲法記念日を思いますが、浜松の人は迷わず浜松祭りと答えると思います。
今回は、私の地元の浜松祭りについて紹介していきます。
浜松祭りって
こどもの誕生を祝う、神社仏閣とは関係の無い市民の祭りです。
約450年前に、当時の浜松を治めていた引間城主の長男誕生を祝って城中高く凧を揚げたことが、凧揚げの起源と言われています。
初凧
こどもの誕生を祝い、成長を願って、町内・親子が一緒になって空高く揚げる大凧。
家紋、初子(子供)の名前を凧に書き入れる風習は引間城主が行ったことから由来しています。
「遠州のからっ風」と呼ばれる強い風が吹くこの地では凧揚げに最適で、凧が高く揚がれば揚がるほど、初子が健やかに成長すると言われています。
その為初子同士の凧が絡まってしまうと大変です。
凧の大きさは2帖~10帖まで。初凧は4帖(一辺2.4m)が主流です。
初子の祝い
夜、屋台の引き回しが終わると、町内の初家に集まり、初子の誕生と成長を祝って初練りを繰り広げます。
「オイショ!オイショ!」という掛け声と共にラッパの音が鳴り響き、初家の一家はその中心で担がれ、町内の方はまわりを渦巻きのようにぐるぐる回ります。
※私も何度が経験しましたが中々の熱気です!
万歳三唱の後に、初家は祝ってもらったお礼に、料理とお酒を振舞います。
時期を逃した人へ。
5月3、4、5日を過ぎても浜松まつり会館では、浜松まつりの熱気と興奮を体験することができます。
古くから伝わる太鼓や実際に使用されている凧・糸・屋台など、浜松まつりに関する様々な資料が展示されています。