どうもペガです。
今回は私の本職である、大工仕事について紹介して行こうと思います。
みなさん夢のマイホームを検討するときにどのような事を重視しますか?
構造の強さ、設備の良さ、間取り、インテリアなど人によって様々な意見が出ると思います。
今回は構造について焦点を絞って説明します。
まず家の構造である、柱・梁などは誰が加工してると思いますか?
正解は、人間と機械の2パターンになります。
昔は人間一択でしたが、ここ10年前から機械加工での精度が上がり現在は機械加工(プレカット)が主流となっています。
プレカット
・間違いが無い
図面を加工する機械に正解に入力すれば間違いなく加工する事が出来ます。
金物の数も正解に測れるので、作業員が金物を無くさない限り数が足りないって事もありません。
・加工速度が早い
手加工の約20倍の速度で誤差が0.1㎜以下です。
・安い
坪1万前後で加工されます。
25坪ですと25万円になります。
・加工が限られる
機械加工になる為日本古来よりある複雑な仕口加工を行う事が出来ません。
・材料を見て判断出来ない
材料1本1本の癖を見ながら加工をしない為、適材適所に材料を使う事が出来ません。
手刻み
・間違いがある
人が図面から拾う為、ヒューマンエラーが発生する可能性があります。
・加工速度が遅い
大工さんが電動工具、手道具を使って丁寧に加工する為時間が掛かります。
・プレカットに比べて高い
プレカットが坪1万円に対して工務店によって様々な金額になりますが、大工さんが掛かるであろう期間によって変わってきます。
・加工の種類が多彩
プレカットでは比較的簡単な継ぎ手しか出来ない事に対して、こちらは大工さんがその場所にあった様々な継ぎ手を施す事が出来ます。
この継ぎ手によっては接続金物がいらなかったりするので経年劣化で金物が錆びたり、外れたりした時の設計強度の心配をする事がありません。
割とリフォームで解体すると羽子板金物のボルトが緩んでいたりします。
・材料を見て適材適所で使える
木には育った環境に寄って反りがあったりします。そういった各々の癖を上手く使うと無理なく組み上げる事ができ、より強い構造物とする事が出来ます。
まとめ
現代の家づくりで構造について興味がある場合は手刻みをオススメします。その中でも墨付けから刻みまで経験した大工でないと、逆に欠き過ぎたりして弱い建物。
最悪立たない場合もありますので大工さんが選びがとても大切な工程になります。
信頼をおける大工さんを探すようにしましょう!