どうもペガです。
先日、仕事で耐震工事を行ったので今回はその内容と注意点についてまとめていこうと思います。
耐震工事
そもそも耐震工事とは、どのような工事がイメージが湧きますか?
ざっくり説明しますと、震度7の地震が起きたときに家が倒壊しないようにする工事です。
事前に柱の位置や壁の位置を調べて、家の強度を調べます。
家には重心、剛心といったものがあり、重心とは家の中心部分。
剛心とは家の強さバランスの中心部分を示します。
この重心と剛心の位置が近ければ近いほど揺れにくい構造になります。
言葉だけではイメージしにくいと思うので実際にやってみましょう。
まず紙を1枚用意してもらい、人差し指を中心に置きます。次に親指を好きな場所に置いてそのまま親指を動かして下さい。
人差し指と親指の距離が大きいほど少ない力で紙を動かす事が出来ませんでしたか?
施工
建物のメカニズムがわかったら次は実際の施工です。
重心は増築をしないと位置を変えれないので様々な取合い工事が絡むので費用的に現実ではありません。
そこで剛心を重心に近づける事が耐震工事の基本となります。
弱い部分を補強して、剛心を重心に近づけていくと揺れにくい強い建物となっていきます。
補強方法
補強方法は既存の建物状況によりケースバイケースですが大体この3つにわけられると思います。
筋交
柱と柱の間に斜材を入れて、入れた柱間を強化していきます。
面材
柱間に合板などの板状の面材を打ち付けて強化していきます。
器具
制振金物などを柱の上部に取付けて揺れを吸収したりして揺れ自体を少なくしていきます。
いずれの工事も基本的に一度解体したのち、取付て再度復旧となるので一箇所数万円ほどの工事となります。(材料、工事代のみ)
なかには揺れが関係無いところに器具をたくさんつけてお金を請求する。そんな話を聞いた事があるので最低限、工事の内容と意味をきちんと説明できる工務店に相談する事をお勧めします!