緑色をみると落ち着くペガちゃんです。
夏の暑さが和らいできて、だんだん秋を感じるようになってきましたね!
秋が過ぎると冬がやってきますが、今回は冬季に家で起きる現象について紹介していきます。
最近、新築時高断熱・高気密の家が主流になっていますが、それにはしっかりとした理由があります。
ヒートショックとは?
交通事故(平成21年度)4914人に対してヒートショック(室内温度差)17000人程度。
この数字は年間の死亡者数を表しています。
更に、死因割合を検索していきますと。
悪性新生物(ガン)29%、心疾患16%、脳血管疾患10%、肺炎10%。
ヒートショックが原因で発症する心疾患・脳疾患が全体の26%を占めているのが現実です。
その割にこのような体験はした事ないでしょうか?
・朝起きて、部屋から廊下に出た時に鋭い冷たさを感じ体を丸める。
・浴室に入ったとき身が凍えるような寒さに襲われる。
これは暖かいところから寒いところに移動する事により起こるヒートショックです。
更に最悪なのが入浴時です。
浴室が寒いのですぐに暖かい風呂に入りたいのですが、そのまま入ると血圧が急激に上がります。その結果、心疾患や脳疾患へと繋がっていきます。
対策
生活の中での解決
・高齢者・高血圧の方は1番風呂を避ける
・浴室が暖まってから入る
・かけ湯、半身浴をうまく組み合わせて体を徐々に暖めるようにする
・浴槽のふたを開け、洗い場にマットやスノコを敷くことで、急激な体温の低下を防ぐ
・シャワーで給湯すると浴室の温度を上昇させる
・浴槽のお湯の温度は、41度以上で死亡者数が増加するため、41度以下にする
・生活空間全体を暖かくする
・トイレ、洗面、浴室に暖房設備を設置する
このような対策が考えられます。
設備を設置すると費用が掛かってしまうのですぐには導入出来ない場合がありますが、浴槽の温度など、ちょっとした対策はすぐにできるので、まずはそういったところから見直していき、健康に過ごせるようにしていきましょう!